今使っているものは大丈夫?調理器具から見る異物混入対策!
提供された料理に意図しないものが入ってしまう「異物混入」。話題になるニュースが定期的に見られ、調理に携わる方々の関心度も高いのではないでしょうか。
異物として混入する物質は埃や髪の毛、爪、虫、プラスチック片や金属片などと種類や要因はさまざま。
平成28年から令和1年で発生した異物混入事件の内訳は下記のようになっています。
引用元:厚生労働省科学研究データベース 全国における食品への異物混入被害実態の把握 平成28年12月~令和元年7月
一般的な対策としてはゾーニングや環境整備、帽子やマスクの着用の徹底などが挙げられます。
今回注目するのは合成樹脂製異物、鉱物性異物、その他に含まれる食品の一部、植物性異物です。
これらは実は調理器具の破損、消耗、洗浄不足から発生する可能性もあり、「調理に使う器具選びや管理」にも気を配らなければなりません。
そのため今回は調理器具から見る異物混入の注意点をご紹介しようと思います。
注意点01. ヘラ類の『先端部の消耗によるバリ・欠け』
炒め物調理などに使用されるヘラ類ですが、経年劣化や消耗することで異物になってしまう場合があるため注意が必要です。
使用前、使用後に先端部を入念に目視で点検し、バリを見つけた場合にはしっかりと削り落としましょう。
また、ヘラの材質によってメリット・デメリットが異なるため、調理内容にあった道具を選ぶことがおすすめです。
材質 | メリット | デメリット |
木製 |
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金属製 |
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樹脂製 |
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注意点02. 『調理器具の洗浄不足』
調理器具の隙間や段差に付着した汚れは落としにくく注意が必要です。洗浄しきれなかった残渣が異物として料理に混入してしまう恐れもあります。
(例:包丁の刃の付け根/泡立ての線材付け根など)
お使いの器具に隙間や段差がある場合は通常より念入りに洗浄を行う、隙間や段差のない洗いやすい構造の器具を使うなどの対策がおすすめです。
ハセガワでは、異物混入対策に最適な特長・性能を持った調理器具を多数ご用意しております
01. ヘラ類
ハイテクスパテラ シリーズ(2種) 調理時耐熱130,180℃
最も消耗しやすい先端部には、削れに強く割れ欠けしにくいポリエチレンを採用。バリが出ても千切れにくく、異物混入対策に最適なヘラです。
02. 洗いやすい構造を持つ製品
抗菌カラー包丁 抗菌泡立てⅡラインなど
洗浄不足になりがちな刃の付け根や、線材の根元などが洗浄しやすいような作りになっています。
まとめ
調理器具から見る異物混入の注意点をご紹介しました。もちろん異物になりにくい特長をもった製品を選んで使うというのも大事ですが、最も大切なのは日頃の点検とお手入れです。
使用していく中での小さなバリ等は弊社お手入れ用品ミガクリンでのお手入れをおすすめしています。
調理前後で器具類の状態を確認し、異常や破損があればお手入れや買い替えを行うことで異物にならないような状態を保つことができます。
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