実は危ない“鍋の中でカチャカチャ”―フライパンとヘラの相性
実は毎日の‘カチャカチャ‘音に注意
鍋やフライパンなどの調理器具。
料理をするためには欠かせない器具ですよね。毎日見ているとフライパンの焦げや破損などはすぐに気づくことができると思います。
しかし、注意すべきは目に見える劣化だけではありません。普段料理中に聞こえてくる‘カチャカチャ‘という音。
それがフライパンの寿命を縮める原因になっていることがあります。
そのため、フライパンや鍋に直接触れることになるヘラとの相性も調理器具を長持ちさせるためには、重要になってくるのです。
今回は、フライパンとヘラの相性について解説していきます。
金属ヘラがフライパンを傷つける
最近の家庭用のフライパンには、フッ素樹脂などのコーティング加工がされているものが多いです。
このコーティングが食品のこびりつきにくくし、調理後のお手入れが楽になります。
しかし、このコーティングは永久に続くものではありません。
金属製のヘラは、下記のような使い方に注意しましょう。
- 強く押し付けながら炒める。
- 食材を切るようにヘラを動かす。
- フライパンの底を擦るように混ぜる。
- 調理中に何度も強く打ち付ける。
最初は目立たない傷でも、少しずつ広がっていきます。見た目ではわからなくても、表面はダメージを受けている場合があるのです。
傷から発生する剥離片
傷ついたコーティングは、さらに摩耗が進むことで一部が剥がれ落ちることがあります。
大きな破片が出るわけではないですが、目に見えないほど小さな剥離片は出ることがあります。
器具が一部が欠けたり、破片が発生することで、異物混入につながる恐れがあるため、食品工場では、器具の消耗や劣化を定期的に確認しています。
家庭では過剰に心配する必要はないですが、器具は消耗品であることという意識を持つことが重要でしょう。
器具の状態を確認しながら交換時期を検討しましょう。
器具ごとに適したヘラ
実は、どんな鍋やフライパンにも合うヘラは存在しません。ヘラと器具にも相性があるのです。
フッ素樹脂加工フライパン向け
- シリコン製ヘラ
- ナイロン製ヘラ
柔らかい素材で、コーティングを長持ちさせます。
ホーロー鍋
- 木製ヘラ
- シリコン製ヘラ
ホーロー鍋の表面はガラス製です。そのため金属製は傷をつけてしまう可能性があります。
鉄フライパン
- 金属製ヘラ(ステンレスなど)
丈夫なので強火調理には向いています。ただし、必要以上に力を加えると傷つくため、丁寧に扱いましょう。
長持ちの秘訣
前章で述べたように、相性の良い器具同士を使うことによって様々なメリットがあります。
- コーティングが長持ちする。
- 劣化を抑えられる。
- 異物混入リスクの低減につなげられる。
- 買い替えの頻度を減らすことができる。
毎日の料理で聞こえてくるカチャカチャ音。それ自体が危険というより、傷の蓄積が異物混入のリスクを高めてしまうわけですね。
一度ご家庭の器具とヘラの組み合わせを見直してみるのも良いかもしれませんね。
お気に入りのフライパンや鍋を長持ちさせるためにも、確認してみてはどうでしょうか。
調理器具の見直しが、快適で安心なキッチンづくりにつながります。

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