長谷川化学工業が「展示会」に出展する目的と主旨とは
調理関係の展示会について
皆さんは、調理関係の展示会に来られたことはありますか?
東京ビッグサイトや幕張メッセ、各県のイベント会場に食品メーカーや機械メーカー、厨房機器・食器メーカーや商社等、食に携わるさまざまな会社が集まり、製品の展示やサービスの紹介、商談などを行う場です。
来場されるお客様の目的はさまざまだと思いますが、実際に製品や食品を手に取り、その目で確認し、詳細な説明をその場で受けることが可能な点が、ウェブサイトやカタログの閲覧に比べ優れているといえるでしょう。製品の特長や差別化している部分を、より分かりやすく知ることができます。
また、大量調理用の機械が稼働している様子を見たり、試食ができたりする点は展示会ならでは。新しく事業を始められるお客様にもお勧めのイベントです。
長谷川化学工業も各地の展示会に出展し、PRを行っています。
代表的な展示会だと「国際ホテルレストランショー」や「FOOD STYLE」、「フードシステムソリューション」などに出展しています。
その他にも東京はもちろん、大阪、福岡、札幌など全国の展示会に参加。
コロナ禍である今でこそ減ってしまいましたが、多いときはなんと年間100件を超えることも・・・
新製品から人気製品まで多数の製品を展示しており、実際に手に取って重さや質感を確認していただくことができるため、お客様と出展者双方にとって有益な機会です。
長谷川化学工業が展示会に参加する目的
弊社が展示会に出展する目的は、PRの他に、「お客様のご意見を直接伺うため」という部分もあります。
現場に立たれて調理されている方々と直接コミュニケーションを取れる機会は多くないため、展示会という場は我々にとって貴重です。単なる製品PRの場ではなく、来場されるお客様はもちろん、出展されている他業者様達と情報交換できる場でもあります。
製品開発においてお客様からのご意見は欠かせないもの。製品に関する不満や改良点、既存製品以外ではどのようなものが求められているかを伺うことができるため、展示会でいただいたご意見を製品改良や新製品開発に繋げています。
また、お客様の業種(学校給食、食品工場、一般外食など)によって製品に求める機能性が異なるため、さまざまな業種を対象とした複数の展示会に出展することで、幅広い層からのご要望やご意見をいただくことができます。
展示会から生まれた、長谷川化学工業の製品
現在販売している多くの製品が、展示会でお客様からいただいたご意見によって開発されたものになります。ここからは、その製品の一部を紹介したいと思います。
おひつ割蓋(通常タイプ、割蓋タイプ)
木くずや黒カビの心配がない樹脂製のおひつです。
しかし一般的なおひつと同じく、取り出すときに蓋を開けることで、中のご飯が冷めてしまうというご意見をお寿司屋さんからいただき、蓋の一部だけを開けることのできるタイプを追加。開く面積を小さくしたことで保温性を更に高めました。
全面カラーかるがるまな板
ポリエチレン抗菌かるがるは、側面カラーで食材毎に使い分けができる優れモノのまな板です。
アレルギー食用によりわかりやすく使い分けができれば良いと栄養士の先生からご意見をいただき、まな板表面にカラーをつけたバージョンを新たに製造いたしました。遠くからでも視認できるため、作業者以外の目からも使い間違えを発見できます。
角柄網ひしゃく リベット無し
ステンレス製のひしゃく類には、以前までリベット(留め具)がついていました。しかし異物混入対策の観点から食品工場のお客様に「リベットが外れ、食材に混入する危険性がある」とご意見をいただき改良。強度を確保しつつ、リベットを排除しました。熔接構造にしたことでフラットになり、洗浄性も向上しました。
スーパー耐久エンマ棒
ラーメン屋さん向けに販売していた「ハイテクスパテラ エンマ棒」ですが、ラーメン屋さんからより強い耐久力のある製品が欲しいとのご要望を受け、「スーパー耐久エンマ棒」を開発しました。
従来品の倍以上の強度を持ち、製品カラーをブルーにしたことで、万が一異物混入しても即座に発見できます。
まとめ
今回は弊社が展示会に出展する目的をご紹介しました。一口に展示会と言っても、来場されるお客様の業種はさまざまです。
学校給食、食品工場、外食関係など、お客様の業種によって求められる製品や特長も異なってきます。それら様々な用途に対応し、幅広いお客様にご満足いただく物造りにはお客様のご意見がとても重要です。
長谷川化学工業の企業理念である「世に役立ち、より衛生的で使いやすい製品造り」のため、これからもあらゆる業種を対象とする展示会に出展いたしますので、ぜひ皆様お越しになってください。
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